NEVNESK

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人工言語コンペ用ネーミング言語

nevnesk ネヴネスク

  1. 概要
  2. 発音
  3. 47都道府県
  4. 記述文法
【概要】
ネーミング用なので名詞句が書ければ良い。発音は日本人に優しくカタカナ表記できるものとする。文字も英語のローマンアルファベット26文字に限る。

【発音】
ノルウェー語に準ずる。語感を良くするために、適宜、音節の長短を調整し、渡り母音を挿入する。

【47都道府県】
北海道 nordhavessa ノードハーヴェッサ
nord 北
hav 海
e 渡り母音
ssa 内格
フィンランド語の内格を借りて「周囲をそれで囲まれている」ことを表す。

青森 grennskogene グレンスコーゲネ
grenn 緑
skog 森
ene 共格
海から見て青い森が目印になったことから。
grennはノルウェー語のgrønnから。
フィンランド語の共格を借りて「それを部分として持つ」ことを表す。
共格語尾はineだが語感が良いように調整。

秋田 kjevelig ヒェーヴェリ
kjeve 顎
lig 形容詞を作る接尾辞
秋田は齶田(あぎた)から転じたことから。齶田は顎に似た地形の意。

岩手 bergellahands バルゲラハンス
berg 岩
e 渡り母音
lla 接格
hands 手の属格
岩の上の鬼の手形に由来。
llaはフィンランド語の接格そのままの用法。「~の上に」の意。
属格はノルウェー語式にsを付す。

山形 fjelle フィエッレ
fjell 山
lle 向格
「山の方」の意。フィンランド語の向格は方向を表す与格と同じ。渡り母音を挟んでfjellelleが元の形だが縮約しfjelleになった。

宮城 hoffa ホッファ
hoff 朝廷、王室
a 分格
朝廷の出先機関に由来。
フィンランド語の分格は「あるものの一部」を表す。

福島 heldigeja ヘルディゲーヤ
heldig 幸福な
eja 島
湿地にある城に風が吹き付けていたことから吹く島となり佳字の福を当てた。
島はøyだがカタカナにしにくいのでejaに変えた。語の中心は島なのでそこにアクセントを置き長母音とした。

栃木 kastanjeja カスタニェーヤ
kastanje トチノキ(植物)
ja 複数分格
トチノキはhestkastanjeだが長いのでkastanjeだけを残した。
jaはフィンランド語の複数分格で複数あるものの一部を表す。トチノキが茂る様子を表す。発音しやすいようにnjeに第二アクセントを置き長母音にした。

群馬 hestja ヘスティア
hest 馬
ja 複数分格
馬が群れる様子を表す。発音しやすいように馬の複数形hesterにjaを付けてhesterjaヘステリャでも良かったが青い紐の子が思い浮かんだので。

茨城 rosein ローサイン
rose バラ
in 具格
イバラを武器にしたという故事に由来。
フィンランド語の具格そのままの用法。
発音は単独ではroseローセとinインだがeiが二重母音になりアイと発音する。

千葉 tusenbladja トゥーセンブラーディア
tusen 千
blad 葉
ja 分格
文字通り。

埼玉 steinforan スタインフォーラン
stein 石
foran 手前
語源は先玉であり、勾玉の産地の手前に位置したことに由来。
foranはノルウェー語の副詞、前置詞。フィンランド語の格を多用しているのでこれも「手前格」の曲用語尾とする。

東京 esthoved エストホーヴェ
est 東
hoved 都
estはノルウェー語のøstのøをeに置き換えたもの。
首都はhovedstadだが長いのでhovedのみ残した。hovedは「主たるもの」を表す接頭辞。語末のdは発音しないのが好み。

神奈川 gudenselv グーデンスエルヴ
gud 神
en 定形語尾
s 所有格
elv 川
全てノルウェー語。神様の川の意。発音は意味の切れ目で連音しない。

山梨 pereja ペーレヤ
pere 梨
ja 複数分格
ヤマナシではなく西洋梨のノルウェー語pæreから母音を調整しpereにした。
梨の木が茂る様子を表す。

長野 langtfelt ラングトフェルト
langt 長い
felt 野
文字通り。langtはlangの中性形。feltは中性名詞。

新潟 nylagune ニューラグーネ
ny 新しい
lagune 干潟
文字通り。

富山 rikfjellja リークフィエリヤ
rik 豊かな
fjell 山
ja 複数分格
文字通り。

石川 steinineelv スタイニーネエルヴ
stein 石
ine 共格
elv 川
上流から石が多く流れてきた川に由来。
曲用語尾にアクセントを置くのは不自然だが語感を重視。

福井 springendebrenn スプリンゲネブレン
springende 「湧く」の現在分詞
brenn 井戸
水が豊富に湧き出す井戸の意。
springeが不定詞でendeが現在分詞の語尾。発音はdがnに同化する。

静岡 roligbakke ローリバッケ
rolig 静かな、平穏な
bakke 丘
賤機山(しずはたやま)に由来し賤を静に置き換えた。
文字通りのノルウェー語。

愛知 springendeplass スプリンゲネプラス
srpingende 「湧く」の現在分詞
plass 場所
「あゆち」に由来。「あゆ」は「湧き出る」意。
文字通りのノルウェー語。

岐阜 veijabekke ヴァイヤベッケ
vei 道
ja 複数分格
bekke 丘
岐は細い道が集まっている様を表す。阜は丘の意。

三重 vanne ヴァンネ
vann 水
e 処格
三重は「みべ」からで「水辺」が語源。
フィンランド語の場所格に適当なものがなかったのでラテン語の処格を借りた。

和歌山 ungtfjell ウングトフィエル
ungt 若い
fjell 山
元は岡山と呼んでいたが、秀吉が若浦に因んで和歌山と名付けた。
ungは「若い」でungtは中性形。fjellは中性名詞。

奈良 flatte フラッテ
flatt 平たい
e 処格
奈良は「均す(ならす)」が語源。盆地の平坦な土地に因む。
flattはflatの中性形。

京都 hovedstad ホーヴェスタード
hovedstad 首都
文字通り。

滋賀 steinjaplass スタイニャプラス
stein 石
ja 複数分格
plass 場所
「石処(しか)」石の多いところに由来。

大阪 skroningeja スクローニンゲヤ
skroning 坂
e 渡り母音
ja 複数分格
坂道のある地。「おお」は「大きい」ではなく、ただの接頭辞らしい。
skråningの母音を調整。

兵庫 rustkammer ルストカンメル
rustkammer 武器庫
文字通り。

岡山 bakkerine バッケリーネ
bakker 丘の複数形
ine 共格
文字通り。語感を重視し格語尾に第二アクセントを置く。

広島 storeine ストーライネ
stor 大きい
eine 島の共格
eineは島øyと共格語尾ineの縮約形。

鳥取 fugljegerja フールイェーゲリャ
fugl 鳥
jeger 漁師
ja 複数分格
猟師の多い土地の意。

島根 eiligefjelline アイリゲフィエリネ
ei 島
lig 形容詞語尾
e 渡り母音
fjell 山
ine 共格
島のようにそびえる嶺に由来。

山口 fjelleinngang フィエラインガング
fjelle 山の向格
inngang 入り口
山に通じる入り口の意。
fjelleはfjell + e + lle の縮約形。fjellが山、eは渡り母音、lleは向格語尾。

香川 luktendelv ルクテネルヴ
luktende 「香る」の現在分詞
elv 川
文字通り。神奈川のgudenselvは意味がわかりやすいので連音はせず、石川のsteinineelvは縮約せず、この香川はluktende elvが縮約した。このような不統一も地名らしくて良いと思う。決して作者の手抜きではない。たぶん。

徳島 dydigeja デューディゲーヤ
dydig 美徳の
eja 島
文字通り。

高知 elvessa エルヴェッサ
elv 川
e 渡り母音
ssa 内格
「河中(かわうち)」が語源。河の多い土地を表す。

愛媛 herligekvinneja ハーリゲクヴィンネヤ
herlig 愛らしい
e 渡り母音
kvinne 女性
ja 複数分格
愛には諸説あるが一つに決めがたかったので字の通りに訳した。

長崎 langoddene ラングオッデネ
lang 長い
odde 岬
ne 共格
文字通り。
odde + ine で oddene になる。

佐賀 bakoverrenne バコーヴェルレンネ
bakover 逆向きに
renne 流れる
川の逆流する様に由来。
文字通り。

福岡 heldigebakkene ヘルディゲバッケネ
heldig 幸福な
e 渡り母音
bakke 丘
ne 共格
bakke + ine が縮約。

大分 delt デルト
delt 「分ける」の過去分詞。「分けられた」
川が多く土地が分かれていたことに由来。
dele「分ける」の過去分詞をそのまま使った。

熊本 komplisert コンプリサート
komplisere「込み入らせる」の過去分詞
込み入った土地に由来。
英語のcomplicatedと同じ。

宮崎 helligdomforan ヘッリドムフォーラン
helligdom 神社
foran 手前
文字通り神社の手前に由来。
foranは「前に」を表すノルウェー語の副詞または前置詞。

鹿児島 klippeligeja クリッペリーゲヤ
klippe 崖
lig 形容詞語尾
eja 島の単数分格
「崖のような島」(桜島)に由来。
島øyと分格語尾aから。

沖縄 uthavella ウットハーヴェラ
ut 遠方の
hav 海
e 渡り母音
lla 接格
沖の漁場に由来するが漁場fiskeplassも含めると長いので「沖」だけを訳した。
utは英語のoutだが「離れた」意から「遠く」を表す。
フィンランド語の接格を借りて、平面の任意の場所を表す。

記述文法
上記からわかるnevneskの文法は次の通り。

名詞
単数と複数を区別する。
複数語尾はer。
格は、属格(所有格)、分格、内格、接格、向格、共格、具格、処格がある。
また、無票の主格または絶対格というべきものがある。

属格(所有格)
所属を表す。語尾はs。

分格
あるものの一部を表す。語尾は単数形がa、複数形がja。都道府県名においてはその地域の特産物などを表す。

内格
あるものに囲まれている意を表す。語尾はssa。

接格
面の上にあることを表す。語尾はlla。

向格
方向を表す。語尾はlle。

共格
属格の逆で被所有物を表す。語尾はine。ランドマークのような特徴的な地形などに由来するときに使う。

具格
道具や手段を表す。語尾はine。

処格
場所を表す。語尾はe。

無票格
都道府県名においては提喩的または隠喩的名付けで使う。

形容詞化
-ligで名詞が形容詞になる。

動詞
現在分詞と過去分詞を認める。
現在分詞の語尾はendeで発音はエネ。
過去分詞の語尾はt。
意味や用法は英語と同じ。

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